2001シリーズのGOLF CUP、昨年度のシリーズからタイヤがYOKOHAMA DNA GPとなりました。
D's Racingでは18万キロ走ったGOLFUGTIをベース車両とし、GOLF CUP Sクラスへの参戦体制を敷きました。
ロールケージ(ヴィヒャーズ)の装着とサスペンション(ノーマル形状のビルシュタインに減衰力UP仕様)をセットアップし、
SPARCOのフルバケットシートを装着した状態。マフラーはC/Aスポーツ製を採用しました。

朝一番のフリー走行でクルマのフィーリングを確認。
どうやらブレ-キング時の車体の安定性がイマイチというドライバーのコメントにより車体のセットアップを予選までの短時間に変更することにしました。
GOLF CUPのエントラントは昨年のシリーズから増加の一途、今回もSクラスには20台以上のエントリーとなったおかげで予選中はコース上各所で渋滞が発生しましたが、なんとかクリアラップを取って1分14秒までタイムアップ。
このタイムが2001シーズン第1戦のポールタイムとなりました。






第1戦のドライバーは沢井選手。去年末のGOLF CUP耐久レースでも1分14秒台をマークしており、ノーマルGOLFUGTIをPUSHするのはお手のモノ。今回も高い路面温度、昨年から変わったタイヤにもすぐに慣れて好タイムを叩き出しました。沢井選手は以前バイクでレーシング走行していた経験があり、GOLFのレーシングスピードにも素早く体が対応したようです。








見事ポールポジションを獲得したものの、予選第2位にはGOLF CUPの経験豊富な「柿ゴルフ」が着けました。決勝は14秒台の上位2台の争いとなることは容易に想像がつきます。筑波サーキットはPASSING POINTが少ないことで有名ですから、スタートが重要になります。







決勝レースでは見事なスタートダッシュを決めたゼッケン15の沢井選手、1コーナーではホールショットを決め、ここから柿ゴルフとのテールツーノーズの争いが始まりました。やはり決勝では沢井選手と柿GOLF2台のTOP争いとなり、つかず離れずのラップが続きます。さすがに柿ゴルフのプレッシャーは大きく、バックミラーを見る沢井選手にもひしひしと伝わってきます。
レースも中盤を過ぎたころ、なんと柿ゴルフがスローダウン。どうやらエンジンブローのようです。これを見た沢井選手はポジションキープの走行に切り替え、見事緒戦をポールツーウィンで決めました。