前回の第2戦から半年ほども過ぎた11月10日、筑波サーキットでGOLF Cup 2002シリーズの最終戦となる45分耐久レースが開催されました。D's Racingでは沢井+徳の体制でこのレースに臨むこととし、クルマにも新たに改良を加えました。
今年のシリーズでは、Sクラス車両でありながらTクラスへの編入のために、上位を走ることがなかった悔しさから、サスペンションを車高調に交換!これまでのBestである14秒台から一気にタイムアップを狙いました。

とはいえ、車高調をクルマにセットできたのはレースの2日前という慌しさ。本当なら少し慣らしをしてから決勝を迎えたいところではありましたが、そこは百戦錬磨(?)のD's Racing、キチンと帳尻を合わせるものです。車高調のバネレートは一足飛びに高くなってフロントに12kg/mmを組み込みました。

決勝当日はカラカラの晴れの天気。高めにセットしたバネレートには願ったり叶ったりです。ところがフリー走行1周目で第1ドライバーの徳選手がダンロップ下でコースアウト!そのままガードレールにリアを接触させてしまいました。しかしクルマもドライバーも奇跡的に無傷で済み、その後は沢井選手とも順調に数回を重ねました。予選の結果、2番手グリッドをGet!このとき既に12秒台を出していましたので、上位入賞がかなり期待できます。

いよいよ決勝のスタート。第1ドライバーの徳選手はスタートを良く決めて2番手のままで1コーナーへ入ります。2番手のポジションをキープして、そのまま順調に周回をこなしていたところ、なんとレースの走行時間が30分に短縮されてしまったとのこと!ピットではドライバー交代の準備を急いで進めます。そうして第1ドライバー徳選手がピットインして沢井選手にチェンジ。Topを狙う期待とともに沢井選手が走り出しました。ここまで、徳選手のベストタイムは12秒475でこれまでよりも2秒もタイムアップ。かなり速いタイムです。沢井選手も出だしから13秒台で走行するも、通常のスプリントの周回数を超えてタイヤがタレてきたのか13秒台前半からタイムが伸びません。それでも何度もダートまで飛び出してしまう暴れ馬を乗りこなしながら、後続との差を広げて13秒台をキープ。最終ラップに13秒166を出すあたりは流石ではありましたが、レースはそのままの状態でチェッカーとなりました。

これまでのストレスが溜まるレースシーズンに比べると、今回は2位表彰台を獲得したことで気持ちよくシーズンを終了することができました。皆様の応援に感謝いたします。
さて、2003シーズンは..もう少ししましたら体制が発表できるかと思います。2003シーズンもよろしくお願い致します。