【序章】
GOLF CUP 2002シリーズ 第2戦は6月8日土曜日に筑波サーキットで開催されました。梅雨入りが心配されたお天気ですが、当日はドぴーかんの晴れマーク!しかしエンジンには非常に厳しい外気温となりました。
D's Racingではゼッケン39番・沢井選手、ゼッケン40番・徳選手の2台体制で参戦。ところが今回は2002シリーズのレギュレーション変更のために、昨年度上位のタイムだったD's Racingの2台がTクラスに編入されるという事態に!車両はSクラスの規定で作っていますので、カリカリチューンのTクラス車両と渡り合うには非常に厳しい状況となりました。

【Practice】
レース当日は、朝6時前にサーキット入りというツライスケジュールで始まりました。朝イチバンは練習走行枠です。筑波サーキットでのレースは半年ぶり以上ですので、最初はクルマの調子とサーキットの感触を確かめながらの走行となります。実は、今回の車両には暑さ対策として、オイルクーラーを装着しました。オイルクーラーの装着により、真夏の走行でも油温は120℃を超えることはありませんし、水温も100℃程度で安定しています。決勝レースの終盤になりますと、油温上昇によるパワーダウンのためにペースダウンを余儀なくされる場合がありますが、オイルクーラーがあるとまったく心配なくアクセル全開で走り切ることができるのです。
さて、練習走行の結果は、39号車の沢井選手は1分16秒371、40号車の徳選手は1分16秒634でした。

【予選】
練習走行が終わると、次ぎは予選です。与えられた時間は正味15分。最初のウォームアップラップを考えるとアタックできる周回数は10ラップないくらいでしょうか。午後は気温の上昇が予想されますので、予選でイッパツのタイムを出しておかないといけません。Sクラスほど台数が多くないのでクリアラップが取りやすいのですが、それでもタイムが拮抗する同士がからんでしまうとお互い結構イライラが募ります。タイヤのことを考えると5ラップしてPit In、少し休んで再度アタックというのが良いのですが、コースの勘を取り戻すためにはひたすら走るのがイチバンです。沢井選手と徳選手は連なってのアタックを実施。途中詰まるところもありましたが、沢井選手が1分14秒911、徳選手が1分15秒398までタイムアップしました。

【Final】
さて、向かえた決勝は大変な暑さ。10周のレースはナカナカ大変です。シグナルレッドからグリーンへスタート!スタートは比較的順調だったようですが、2周目に接触事故が発生。事故した2台はそのままリタイアとなってしまいました。後続に影響はなく、沢井選手は前の車を捕らえます。徳選手も前を捕らえてポジションアップ。しかし一部で競り合いが見られたものの、Tクラス車両とSクラス車両ではハンデが大きいため、比較的バラけた状態でのゴールとなりました。Sクラス車両で参加したD's Racingの2台は、今回は取り敢えずタイムだけが目標です。結果は39号車の沢井選手は1分14秒983のベストで7位、40号車の徳選手は1分15秒767のベストで10位でした。次回は8月4日の筑波サーキットです。Sクラス車両では非常に厳しい戦いとなるので、D's Racingでは作戦を検討中。次回のレースにご期待ください。